SoftCoral    小笠原(父島)へ行くための極秘裏技

小笠原はとにかく遠い島々です。航空路線、旅客ヘリコプター路線がないため、ひたすら船で行くことになります。それゆえ国内でもっとも自然が残っている島々です。これらの島へ行く方法は通常、竹芝桟橋から25時間かけて行く方法が一般的ですが、その他にも知られざる交通手段があります。その手段なるものをこのページでそっとお教えいたします。(知っている人は知っている技だけど)
     
表技
まあ普通が一番という人は普通に行きましょうね
おがさわら丸(小笠原海運梶j
これはいうまでもなく、父島へ行く一般的な方法です。竹芝桟橋から25時間の航海で父島へ到着します。運賃は閑散期の2等船室で¥22,570、混雑期の特等で¥62,790です。料金、時間ともにまあ当然の値段といったところか。
総トン数6,679トン、全長131m、旅客定員1031名と船の大きさは申し分ないですね。

   

B級裏技
船酔いには強く、日程にも余裕があり、ただ単に費用をケチる場合の行き方
第二十八共勝丸(葛、勝丸)
生活物資や重量物、そして、おがさわら丸に載せられないような特殊貨物を東京港月島埠頭から父島へ運ぶ貨物船です。しかしこの貨物船は限定9名ではありますが旅客枠もあるのです。ただし、所用時間が実に東京−父島39時間。おがさわら丸の1.5倍の時間が掛かります。そして船の総トン数は317トン、当然ながら揺れの大きさはおがさわら丸とは規模が違います。。また貨物船としての役割が優先されるため、出港時間が遅れたり、海況が悪いときは島影で待機するなど、到着時刻の保証はありません。
しかし、この旅客運賃、なんと¥18,000、しかも食事付、部屋にはベッド、テレビ、冷蔵庫あり。風呂にも入れるなど、生活環境は良いため、ひそかに愛好者が多いらしいです。

  

A級裏技
多少お金は掛かっても船に乗る時間をできるだけ少なくする行き方
航空機(エアーニッポン梶j&
おがさわら丸(小笠原海運梶j
この技を知っている人はなかなかいないでしょう。しかし八丈島の常連ダイバーは結構知っています。何を隠そう、あのおがさわら丸、通常東京竹芝桟橋と父島二見港との間、決して他の港へ寄港しないはずなのですが、一年に1回だけ八丈島へ寄港する航海があるのです。これは八丈島と父島という近くて遠い2つの島の島民交流を目的としていつしか始められ、今でも続けられている企画だそうです。これは東京竹芝桟橋を通常通り10:00に出港し、その日の夕刻18:00に八丈島(底土港または八重根港)へ寄るものです。したがって、日中のエアーニッポンで羽田から八丈島へ行き、18:00からおがさわら丸に乗れば8時間分船旅が短縮できるのです。
ただし、八丈島での乗船下船についてはこの企画の性質上、八丈島島民に限定して乗船券が売られます。したがって東京在住の人間がこのルートを使うには、八丈島住民と親しくなって切符を買ってもらうか、八丈島住民と一緒に行くなど工夫をしないといけません。私は15年来の付き合いである八丈島のダイビングショップのオーナーからこの方法を聞きました。
この方法は八丈島島民限定特別企画であるため、観光雑誌にもおがさわら丸ホームページにも掲載されておりません。
しかし、たかが竹芝−八丈島間を飛行機で移動したからといっても、この父島航路でもっとも揺れるのは八丈島−ケータ間だし、ダイビング目的の人がそこまで船旅を恐れていては話にならないですね。これはどちらかというと一度に八丈島と父島の二つの島を満喫してしまおうという一石二鳥の考え方が主でしょう。
※今年(2003年)は6月25日竹芝出港便が八丈島へ寄港するようです。

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